投資で「買いっぱなし」は基本ですが、年1回だけはポートフォリオを見直すべき。それが「リバランス」です。
リバランスとは
時間と共に資産配分が目標から乖離するため、定期的に戻す作業。
例:株70%、債券30%でスタート → 株価上昇で80%、債券20%になる → 株を一部売って債券を買い、70:30に戻す。
なぜ必要か
- リスクのコントロール(株式偏重は危険)
- 「高く売って安く買う」自動化
- 感情的な判断を排除
年齢別の推奨配分
100-年齢ルール
株式の割合 = 100 - 年齢
- 30歳:株式70%、債券・現金30%
- 40歳:株式60%、債券・現金40%
- 50歳:株式50%、債券・現金50%
- 60歳:株式40%、債券・現金60%
- 70歳:株式30%、債券・現金70%
ただし現代版
寿命延伸で110-年齢ルールも:
- 30歳:株式80%、債券20%
- 50歳:株式60%、債券40%
- 70歳:株式40%、債券60%
リバランスの方法
1. 売買型
多くなった資産を売り、少なくなった資産を買う。
- ○ 目標配分を正確に戻せる
- × 売買手数料、税金(NISAなら非課税)
2. 積立調整型(新規資金で調整)
新規の投資を、少なくなっている資産に重点配分。
- ○ 売却不要、税金なし
- × 大きな乖離は戻しきれない
リバランスの頻度
- 年1回(定期的):最もシンプル
- 乖離5-10%以上:機械的に実行
- 毎月:過剰、手数料負け
シンプルなポートフォリオ例
3つの資産で構成
- 全世界株式(eMAXIS Slim オール・カントリー):60%
- 先進国債券(eMAXIS Slim 先進国債券):30%
- 現金・預金:10%
ワンファンド派
- バランスファンド(8資産均等型など)1本
- 自動でリバランスされる
- 信託報酬0.2%前後でシンプル
リバランス vs ほったらかし
長期データ:リバランスする vs しない
- 30年で年利1〜1.5%の差
- 累積リターンでは10〜20%の差
- 大暴落時のダメージが大きく違う